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ここ数日、軽井沢では暑い日が続いている。
にもかかわらず、10名の参加者があった。
作業が終わって、お茶の時間。
今日もいい汗をかいたので、皆、いい顔をしている。
(「こーちゃん」撮影)
今日は花が少なかった。以下は今日の花たち
オカトラノオ
(「こーちゃん」撮影)
ウツボグサ。花が散っていた。ウツボグサについては、
「こーちゃん」の投稿記事に詳しい。
アサマキスゲ。もう少しの辛抱。
アカツメクサ。繁殖力旺盛なので、
「雑草」と蔑まれているが、よくよく見ると
「山野草」として立派に通用するかも…。
次のハルジオンも同じ。
ハルジオン(ヒメジョオンかも…。)
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ネコ科の好きなMac党。
今日の作業は本当に暑かった。午後に入り、気温がぐんぐん上がっている中で、「こんな暑い日は、敬遠して出てこないだろう」と思って行くと、何と何と沢山のメンバーが居るではないか、驚きであった。草むしりをしながら、「みんな夢中でやっている・・。真面目な人ばかりなんだね」と声を掛けてくれるZ嬢に「そうか、あんたもそう思っていたの、安心した」と一人呟く。目の前の雑草と、発芽したばかりのマツムシソウの小さな葉っぱが区別できないほどの目の中の汗。「駄目!・・それはカワラナデシコなの・・」の鋭い声にドキッとして手を上に挙げてしまう。気の弱い自分には、ゆとりのリフレッシュ時間がそこでピターと止まってしまう。山野草を愛する優しき乙女心には、厳しい一面があることを垣間見た本当に暑い一日であった。
活動報告「発地の原っぱ (2017/7/9)」の記事を書いた後で、ある本(注)を読んで興味ある記事が目につきましたので、以下にそれに基いて書きます。
ハルジオンは1920年頃(大正時代)に東大の小石川植物園に鑑賞用として移入された。その後、園芸用として花屋さんなどで販売され、日本中に広まった。しかし、その内に飽きられて花壇から逃げだし、「雑草」化したようだ。分布域は北海道から四国、鹿児島まで広がっており、100年足らずで日本制覇を果たしたことになる。この制覇には人間が意識的に多大な貢献をしたことになる。かつて観賞用として庭に植えられていたわけで、前の投稿に、「山野草として立派に通用するかも…。」と書きましたが、あながち間違ってはいなかったと、一安心。ちなみに、ハルジオンは「貧乏草」とも呼ばれ、折ったりすると貧乏になる、言われているそうで、原っぱでの作業時には注意しましょう。
一方のヒメジョオンは江戸末期(1865年頃)に、これも観賞用として移入されたようです。ちなみに戦国時代の映画・ドラマでハルジオン・ヒメジョオンが映っていることが多々あるそうで、皆様も江戸時代前期以前を舞台にしたドラマを見る時は、それらを探してみるのも面白いかもしれません。
(注)「帰化植物秘話」、高見澤茂富、ほおずき書籍 (2010/4/28).