北国を走るー北海道10日間の旅ー

6+

暑い日が続きますね。一体どうしたのでしょうか、軽井沢でも30度近い日がこう続いては参ってしまいますね。この暑さを逃れて?、先月4日から16日まで北海道を家族3人で旅して来ました。新潟から小樽まではカーフェリーで往復しましたが、北海道内には10日程いた事になります。新日本海フェリーの最新鋭の船で安定した船旅でしたが、帰りの15日から16日にかけては、秋田県に集中豪雨をもたらした線状降水帯の下をくぐって航海した為に、1時間遅れの入港で船はかなり大きく揺れ体調不良者が多数出ました。軽井沢からの走行距離は往復2679km、大方を運転した娘に感謝・感謝です。それでは、北海道の涼しい画像をガーデニングを中心にお楽しみ下さい。

2023年7月7日 十勝ヒルズ  北海道中川郡幕別町 2009年開園
オオバギボウシが出迎えてくれました。この園以外でも、多くの園でギボウシが庭園のアクセントの中心になっていること発見しました。日本産の植物が外国で品種改良されて逆移入されている好例です。
以下、洋種花の名前は記載していません。ご存じの方は教えてください。
ギボウシにアクセントを置きながら、ユッタリとした流れを生む構成(色彩、ボリューム感)は、ガーデニングの代表的なテクニックとか。
ハマナスが香り豊かに咲いていました。香水にも利用されているとか。
この様な広い空間でこその草花の構成は、狭い我が家ではとても不可能です。
明るい若葉色の樹木(エンジュの仲間)と、ローズガーデンとの境界に位置するクレマチスが色鮮やかに咲き誇っていました。クレマチスの存在感がしっかり出ています。
バラの香りが一杯の中で花がらの手入れは日課とか。作業やっている女性の真剣な、時に優しい眼差しが魅力的です。
園のハズレにある池の中には沢山の水草があります。色違いのスレンが咲く傍らにはトンボが飛んでいましたが、尻尾がわずかに見えますが分かりますか。アマガエルも隠れてますよ。トンボの抜け殻も。
遠く帯広市方向を望んでます。何せ広大な大地を意識させられる毎日、空間のスケールの違いに呆然としています。
このレストランからの景色が上の画像です。美味しいケーキにコーヒーは最高の時間を提供しますが、特にケーキ類に多様な乳製品とベリー類が使われているの特徴でしょうか。

【以上、十勝ヒルズ】

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

7月8日 六花亭アートヴィレッジ 河西郡中札内村 千葉県の彫刻家 青木三四郎の作品と戯れる。

菓子のメーカー六花亭は、「六花の森」にカタクリ、エゾリュウキンカ、オオバナノエンレイソウ、ハマナシ(ハマナス)、シラネアオイ、エゾリンドウの北海道を代表する草花を育てています。また、森の中には彫刻や絵画を展示しており、自然に溶け込む文化・芸術の精神的豊かさを伝える努力をしていると感じました。以後、六花亭の大ファンになりそうです。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

7月9日 釧路湿原を望む コッタロ湿原展望台から 遠くの山裾は牧場として利用されてる様です。
根釧原野と言えばタンチョウヅルが象徴。車の前方をツルの親子が農道を横切って草原に走り込んでいった姿をキャッチ。生息数が増えており、農家の家畜の餌を横取りしたりで牛の乳量が減り問題視される困った事も起きているとか。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

7月10日 知床峠  知床半島の羅臼からウトロへの知床横断道路の頂上(約740m)にある。

後ろの山は羅臼岳(1661m)で知床半島の火山群の主峰。

知床峠近辺の森は、風で変形したカバ類が中心。近くの国有林で昭和61・2年にミズナラ等の大木の伐採を行った際には全国的な話題を提供した。当時の林野庁(霞が関)のスポークスマンをやっていた頃が懐かしい。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

7月11日 知床五湖 熊が出没しており一湖までの探索で切り上げる。一湖の水面に繁殖する睡蓮が外来種とか。これの除去をどうするかが問題になっているらしい。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

7月11日 小清水原生花園 オホーツク海に面した砂山が原生花園になっている。
エゾキスゲ(ユリ科) Hemerocallis yezoensis
エゾカワラナデシコ(ナデシコ科)
ハマナス(バラ科) Rosa rugosa 地元ではハマナシとも言う。果実をナシにたとえたのが語源とか。
エゾノシシウド(セリ科)
エゾフウロ(フウロソウ科)

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

7月11日 ワッカ原生花園 サロマ湖に隣接
ミヤマラッキョウ
カセンソウ (キク科)Inula salicina var. asiatica
キタノコギリソウ (キク科)
ムシャリンドウ(シソ科)Dracocephalum argunese

ミヤマアキノキリンソウ

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

7月12日 美幌峠 晴れていれば屈斜路湖や摩周岳が見えるのだが残念
エゾノキリンソウ(ベンケイソウ科)
シラネニンジン(セリ科) Tilingia ajanensis
ハイオトギリ(オトギリソウ科)Hypericum kamtschaticum 北海道、千島、カムチャッカに分布。
ミヤマシャジン(キキョウ科)Adenophora nikoensis var. stenophylla
今回の旅で一番感動した山野草です。色合い、風合いとも痺れたの一言です。雌しべが飛び出ている特徴から、名前が違っているかも知れません。
ミヤマオグルマ(キク科) Senecio kawakamii にとまるタテハチョウの仲間

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

7月13日 エゾスカシユリ(ユリ科) Lilium maculatum var. dauricum 北見市留辺蘂町の林道沿いで

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

7月14日 上富良野町 日の出ラベンダー園
こんなカップルが多数 お幸せに・・・
蝶もカップルで追いかけっこしてました。
ファーム富田 私のコレクションを飾るフクロウ達

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

7月15日 北大植物園(札幌市)ロックガーデンで   ここでもオオバギボウシが主役の座です。

以上、早足で北海道の自然の一端を切り取ってみましたが如何でしたでしょうか。今回は金婚記念として二人に縁深い北海道の旅となりましたが、何時来ても「北海道はでっかいど~」「北海道は美味しいど~」の感動で終わります。最後に美味いものを生む源泉の広大な大地(ジャガイモ畑と小麦畑)をご覧いただき旅の報告を終わります。皆さんもどうぞお出かけ下さい。

7月12日 サロマ湖近辺のジャガイモ畑と小麦畑
6+

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

You may use these HTML tags and attributes:

<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>