発地の原っぱ(2023.7.30)

10+

毎日暑い日が続いています。学校も夏休みに入り、風越公園グラウンドには試合に参加する生徒さんや応援の家族などが元気な声を張り上げて陣取っていました。

「この暑さで大丈夫かな。出来るだけ短時間で切り上げられるように様子をよく見ておこう。」気温は30度を少し下回っている様子でも、草むらは一体どれくらいの温度があるのかな。自宅の温度計をバックに入れて出かけるのは初めて。原っぱに向かう途中で、サイレンを鳴らしながら赤ランプを点灯して出動する救急車と出会いながら頭の中は、ひたすら「無理するな!!」の思いだけでした。

「すごーい、これ何!!」本会では初めて目にする光景です。日よけのパラソルと、テーブル・椅子がセットされてます。 近くに住んでいるY会員が準備してくれました。御主人が手助けしてくれた模様で、作業終了後の後片付けも一人でやっているのを遠くから拝見しました。ただただ感謝、感謝です。
随分伸びたね。よろしく頼むよ!! 副会長の号令が飛ぶ。(手にする袋には何が入ってるのか?)
「お元気ですか?」「まずまず、こうして来れるのが元気な証拠かしら」「それにしても、暑くてぼーっとしてくるはね・・」
「いやー暑い・・」「電動刈払機の調子は如何ですか」「草が伸びて結構カラミツクので大変ね」

【ヤマオダマキの苗畑作り】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一人黙々と土を掘り起こしている副会長のAさん 「一人で何をやっているんですか??」
「実はさ、カミさんがヤマオダマキの種を蒔いて、来年は沢山の株をボランティア市場で売りに出したらて言うわけさ。今年は少ない株があっという間に無くなってさ、文句は言われるし大変だった!!」 「なるほど・・そうゆうこと・・・・。」
「袋の種を蒔けば良いの?」 「適当にばら蒔けば良いんじゃない!」 「そうは言っても均一に蒔くのよね。」
「随分細かい種だわね」「土かけたほうが良いのよね」「いやー、かけないでも良いかも」「私も手伝おうか・・・?」
「この空鞘にも種が少し入ってるから、ばら蒔くと良いかも」「発地ロッジでもオダマキがありますから、こうして増やすと良いですね」
「この暑さで種もびっくりしてるだろうね。水撒いて早く芽を出してくれると良いが」「この調子じゃ毎日、水撒きに来ないとダメね!」
「その程度の水じゃ足りないわよ」「いつも、ありがとさんね! 優しいんだから」
「沢山芽が出ると良いわよね。でもこの暑さで大丈夫かしらね」 さてさて、この記録写真が証拠として来年どう生かされてますか、お楽しみに。

【作業終了後のモグモグタイム】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「皆さん!!スイカですよ。よく冷えていて美味しいですよ。早いもの勝ちなんて言いませんけど、本場の山形県の尾花沢産ですよ・・」聞けば産地はO会員のご両親の出身県で幼い頃には良く遊びに行ったとか。
甘い香りが飛んで来るようでしょう。今年の初物になった男性会員は2切れも頂き大満足でした(私も同じです)。
スイカで盛り上がって一息ついた頃に、恒例のアイスが登場。別腹とは言え、冷えたお腹に追い打ちして大丈夫かな。ヴォリューム感一杯の「あずきまんじゅう」 美味かった。
全員集合 今日は12名の参加です。約1名の方、次回は帽子上げをよろしく。手にするジャガイモは、すぐ後ろの某会員の手作りで皆さんが頂きました。
作業終了後は静な園に。遠く浅間山が「皆さん良く頑張りますね。まだ暫く暑さが続きますから、気をつけてやってくださいね。お歳を考えて・・」草ムラの温度計は60度近くを指していましたが、日陰でこれくらいですから直射日光をもろに受ける地面では・・・。

【今日の草花】:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

カワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属) Dianthus superbus var. longicalycinus
オミナエシ(オミナエシ科オミナエシ属) Patrinia scabiosaefolia
ユウスゲ(ユリ科ワスレグサ属) Hemerocallis vesperitina   アブラムシの大好きな花
ヨモギギク(キク科) Tanacetum vulgare 別名 「タンジー 」毒性があるとかでハーブながらお茶の利用はダメ。香りに防虫効果がある。シベリア原産
コバギボウシ(ユリ科ギボウシ属) Hosta albo-marginata ガーデニング素材として重視されている植物
オカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属) Lysimachia clethroides
アカツメクサ(マメ科シャジクソウ属) Trifolium pratense ヨーロッパ原産
ハルジオン(キク科ムカシヨモギ属) 茎中空、蕾垂れ下がる。北アメリカ原産で先に渡来したヒメジョオンを駆逐しつつある。
ゲンノショウコ(白花)フウロソウ科 Geranium thunbergii
ヤブジラミ(セリ科) Torilis japonica
ワレモコウ(バラ科ワレモコウ属) Sanguisorba officinalis

じっくり観察してみて下さい。拡大写真はめったに出ませんよ。これがバラ科なのですから驚きますよね。

タイマツバナ(シソ科) Monarda didyma 北アメリカ、カナダ、メキシコ原産 昨年は見えなかった種 Y会員、フジバカマ移植の際にくっついて来たのが真相とか。
10+

1 thought on “発地の原っぱ(2023.7.30)

  • by Anonymous
    5+

    パラソル、テーブル、椅子セットの配慮に見事なスイカとアイスで炎天下作業の疲れが飛びますね。

    5+

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

You may use these HTML tags and attributes:

<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>