離山登山(2021.11.18)

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離山(1255.9m)は南口登山口(旧町立図書館裏)から標高差200m程の小高い山ですが、地元の人達にとっては小学校時代の学校登山で登ったりした懐かしい山なのです。この山は浅間山の噴火と連動して2万2千年程前に出来た溶岩ドームで、山頂付近が平らな地形からテーブルマウンテンとも言われ、周回道路を整備したりで観光地としてアピールしようとした時代もありました。

そんな山の講釈には関心ない、われら6人組が今年最後の登山に挑戦しました。

離山南登山口 2021.11.18 10:01am

新緑の山から紅葉の山までの半年間、軽井沢の自然は激しく変化して来ました。枯れ葉が積もった登山道をサクサク音を立てて登って行きますが、こんな時期の山の楽しみは何処にあるのでしょうか。

枯れ葉が積もった登山道は、クッションの様に柔らかい

木々に葉っぱが有るときには見通せなかった山麓の姿が、何処までも見えるように思えます。

一番の感動は、ムラサキシキブの実が至る所に広がっていて幸せを運ぶ紫雲の様に見えるのです。目立たない小さな花でしたが、紫色した果実になった途端に存在感が大きくなっています。

遠くまで見通せる森林の中 サクラ、カバ、ミズキ、カラマツ、コナラ等の樹種が混在している

ムラサキシキブ(紫式部)果実の付き方からコムラサキかも知れない(樹木図鑑参照)

黙々と登るのはツマラナイですよね。折角の気心知れた仲間たちです。家族の話や好きな草花の話をしながら登っています。春に咲いていた草花は姿を消して、実を付けています。赤い実になったり黒い干しブドウの様にシワシワになったものなど、変化の多様性を楽しんでます。

ミズキ(水木) キビタキが好んで食べる

ガマズミ 赤い実は多少酸味はあるが食用可能

T会員による植物談義 手に持つのはミズキの実
会長は首をひねって、疑問あり 10:37am

T会員ご夫妻 御主人はミズキの実、奥さんはトリカブトの実を手に 今日は標本採集に一生懸命です 10:57am

ゆっくり登っている間はゆとりの笑顔ですが、山頂に近づくと荒い呼吸と額の汗が顔を歪めるようになってきます。

「もうスグ山頂だ、頑張ろう」と気合を入れ始めましたが、途中で背後から追い越していった男性が、山頂から引き返してきたのを見て「上がいるー・・」と多少気落ちしてしまうのは仕方が無いことなのしょうね。

ここから板張りのジグザク坂の登り口 前回は朽ちていたストッパー木も補修されていた 足元の黄色の押さえ板が補修済みの部分 11:09am

右下の人には登りで追い抜かれ、いつの間にか山頂から下って来てすれ違った 御年70歳で毎週、離山登山をしているとか 11:20am

山頂直下の最後の踏ん張りだ 呼吸は荒く目眩がして来る 「もう少し、頑張れ!」11:28am

山頂 浅間山をバックに 11:38am

山頂を制覇してしまえば後はゆとりのお遊び時間です。美女3人にムラサキシキブの中で戯れてもらったり、ヤマブドウの房を枯れ葉の中から発見したり、「我ら離山発見隊」の気分です。

ムラサキシキブ美人の会長、Y会員、T会員婦人
0:16pm

3人が手にするのはヤマブドウ 豊作なのか沢山転がっている 0:27pm

ミズナラの種子から根が伸び始めている

楽しき一日はアッという間に終わってしまいますね。午前10時過ぎに登山開始し、午後1時半近くに下山しましたが、次回の登山は何時にしましょうか。お正月の元旦登山もなかなか良いですよ。銀世界の登山道をザクザク音を立てて登って見ませんか。

今日の登山も無事に終了 最後は何時もの副会長の高笑いで終わりです ご苦労さん、わははー!
1:25pm

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1 thought on “離山登山(2021.11.18)

  • by 食べられる実は見逃さないカイチョー
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    曇っていたのに北アルプスが意外とよく見えましたね。
    ヤマブドウの拾い食い、楽しかったです。

    1+

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