軽井沢で庭作を初めて15年になりますが、今日(2019.5.19)はとても嬉しい事がありました。今年初めての「われもこうの会」の野外作業が終わってから、会員のメンバーが我家の庭を訪れてくれたのです。
今はサクラソウが満開で、その可憐で可愛い色合いが、イングリッシュブルーベルの整然とした青と見事なハーモニーを見せてくれています。
「オドリコソウが好きなんですが、何処かで見られます?」との話が作業後のお茶の席で出ました。「家で咲いてますよ、見に来ます?」「ヒメオドリコソウじゃないですよね?」「違いますよ、背丈の大きい白っぽい花が咲いてますよ!」 こんな話がキッカケで、沢山の会員の皆さんが訪れてくれることになりました。
花壇の入り口で静かな佇まいで咲いている「ユキモチソウ」に始まり、中国原産の「ハッカクレン」等、少々マニアックな植物を説明し、花がほぼ終わり掛けているニリンソウやイチリンソウを見て、満開のサクラソウに移りました。軽井沢の在来種もありますが、白やピンクから緋色までの変化に富む園芸種も沢山入れてますので、花びらの形や色の変化が楽しめます。
庭の草花達が夜になってから話しています・・・・。
「今日は沢山のお花好きの方が来てくれたねー。喜んでもらえたのかな。ご主人も初めての沢山のお客さんで多少緊張していたようだけど、10年以上もの手入れの成果をお見せ出来て満足していたみたいだよ。お袋さんの育てていた風蘭も見せていたね、水苔を変えるので苦労していたからね。
庭を作りたての頃には、『沢山の種類が入り過ぎて、少しごちゃごちゃしているんじゃない』と会員に言われてショックを受けた時もあったようだったけど、時間が経って庭も落ち着いてきたよね。今日は、『第2の軽井沢植物園だね』と話してくれた人も居たね。
こんな話も聞いたよ。『ギョウジャニンニクを毎日食べると元気になるんだって』『でも3枚以上食べると鼻血出してしまうらしいよ』『えーそれはやりすぎだよね』
『名札が沢山付いてるけど、最近物忘れがひどいんので必要なことかもね』『私なんか好きな花だから名前は絶対忘れるはずないと思っていても、思い出せないことが多くて困ってしまうのよ』」
話に出てきた草花以外で、現在咲いている草花を紹介して終わりにしましょう。
スズラン、ワスレナグサ、オオバナノエンレイソウ、スノーフレーク、キランソウ、ユキザサ、チゴユリ、アマドコロ、ナルコユリ、ケマンソウ、コンロンソウ、ミヤコワスレ、バイカカラマツ
フクロウのコレクションが趣味。画像は「なんでだろうな?」の標題で長野市の女流切り絵作家の作。好奇心の塊が若さの秘訣か。
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