北軽井沢フリーマーケット… 謎の「押絵雛」?

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先日(2019/5/4)、第33回北軽井沢フリーマーケットに行ってきました。駐車場は入場待ちになるくらいの盛況で、県外ナンバー(世田谷、練馬、湘南、横浜、静岡などなど)ばかりの状態でした。売り手は業者や近隣農家に加えて別荘族の「断捨離」処分も多いようです。軽井沢へ移ってきてから、壁飾りの物色に毎年来ています。今までにイロイロ購入しましたが、その中に「謎の押絵雛」があります。

「押絵」とは、正月飾りの羽子板に貼り付けてある、あの薄っぺらいヤツです。この押絵の裏側に棒を取り付けて台座の上に挿し、雛人形飾りの周囲に立てかけてニギヤカにするのが「押絵雛」です。江戸時代、松本や上田では武士の奥方の内職として作られていました。(武士の生活も大変だったのです…。)奥方たちは「家名」を汚さぬよう、お互いに切磋琢磨して「良い仕事」をしていました。

明治期になり、海外の技術を見習い、松本の押絵雛作りも分業・大量生産方式が採用されます。(上田ではこの時点で廃れました。)結果、明治期の押絵雛は、江戸期のものに比べるとかなり質が落ちるようです。その後、松本でも押絵雛は廃れましたが、最近になって土産物として再び生産されるようになりました。

押絵雛は単に雛飾りの脇役としてだけではなく、子女教育目的もあったので、その題材は有名な歴史的出来事・歌舞伎の一場面などが使われました。

私が数年前にマーケットへ行った時、ダンボール箱に無造作にガサッと入った大量の押絵雛が売られていました。それらを物色していると、一つだけ他のものとは全く雰囲気の異なる押絵雛を見つけ、購入しました。一般的な押絵雛の写真を下に示します。私が購入したものは・・・、
と話は続くのですが、
あまり長い文章を書くと、読んでもらえないので、今日はここまでッ!

続きはいずれ、また…!

 

 

上田で作られていた、一般的な押絵雛。類似品は軽井沢歴史民族資料館でみることができます。

 

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