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鉢植えのイワシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)が見事に咲いています。先に紫花が咲き、1週間ほど遅れて白花が咲いています。
お袋が秋田から4年程前に転居する際に持ってきたものですが、当地の気候にも慣れて毎年美しく咲いています。野生種は少し湿った岩の間から垂れ下がって咲いているそうですので、当地で手に入る浅間石をくりぬいた植木鉢にもこの春に株分けして植え様子を見ています。
先日、近くの某レストランで食事を終えた後で、外に出てふっと店の裏手の石垣に目をやると、これまた見事な紫色したイワシャジンらしい花が目に入ったのです。岩から垂れ下がっており、その優美な姿がまだ目に残っていますが、花の直ぐ横に置かれていたネームプレートにはホウオウシャジンと書かれていたのです。図鑑によると、南アルプスの鳳凰三山にある種だそうで、近くの山野草店での話では近頃この花の苗は入荷しなくなっているとのことです。レストランの前庭を良く見ると山野草のネームプレートが何枚もあるではないですか。レストランのご主人も山野草がキットお好きなのではと大変に嬉しくなりました。
なお、この花の仲間にはツリガネニンジンやソバナがありますが、シャジン(沙参)とはツリガネニンジンの漢名だそうです。
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フクロウのコレクションが趣味。画像は「なんでだろうな?」の標題で長野市の女流切り絵作家の作。好奇心の塊が若さの秘訣か。
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