われもこうの会有志6人で、9月21日午前10時過ぎから快晴の中で離山に登った。突然の訃報に驚いた、今月14日に北アルプスで亡くなった江川さんの追悼登山も兼ねることになった。初めて登る二人以外は何度か登ってはいるが、いざ登山となると緊張もしリズムに乗るには多少の時間が必要だ。
登り始めて間もなく、ジャージ姿の青年がランニング調で駆け上がっていく。「ワシラにもそんな時期が有ったんだぜ・・負けてられるかヨ!」そんな思いを口には出さずに必死で登って40分。ガサガサ音を立てて下ってくる青年に出会いガックリ。「もっとユックリ登山を味わってくれよ、俺たち惨めになってしまうぜ」とは言うものの、メンバーの多くはマイペースマイペース!。
登山道周辺には見慣れた山野草に混じって初めての草花も見つかる。ミズキの実が地面に転がっているのを指差しながら、「この白っぽいゴツゴツした樹皮がミズキで、春先には枝を切ると水がしたたります」等と樹木学の出前講義も有る。色鮮やかな草花には感動!!
山頂付近では心臓破りの階段坂を避けて迂回路に向かうが、大岩がゴロゴロしている所にシャクナゲの群落が登場。自然界のものか植栽したものかについて、離山開発の歴史をたどりながらの熱心な論議となる。山頂では浅間山を遠望し、わが町の町並みから自分の家を探すが、なかなかどうして・・。登山ルートは無理しないように上手に作られており安心・安全。
昼休みは山頂近くの広場に腰をおろし、オニギリ弁当の時間を過ごす。カリントウ好きな二人が、違ったメーカーの製品を交換してメンバーでの食味談義が始まる。【カメラマン、食事と楽しき会話に夢中で撮影を完全に失念!】
一休みして帰路につくが、怖いのは下り坂での笑うヒザだ。笑い始めたら処置なしだが、今回は全員無事下山したものの、途中の板張りの下り坂で恐怖を感じた一瞬が有ったようだ(写真参考)。
登り終わった後は、何時でも満足感で一杯だ。また紅葉の季節に登ろうよとメンバーは気持ちを一つにしている。コロナの閉塞感を吹き飛ばすためにも、次回は皆さんも参加しませんか。会長への連絡・相談を大歓迎。
【山野草等の記録】
フクロウのコレクションが趣味。画像は「なんでだろうな?」の標題で長野市の女流切り絵作家の作。好奇心の塊が若さの秘訣か。
写真を見られて、辺りの様子が良くわかります。咲いている野草とその名前を載せて下さっているので、花の名前も分かって嬉しいです。もう少し楽な道の時は参加したいです。