お庭拝見 2020年 第1回

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6月7日の野外作業後に、会員では一番お若いI さんのお庭に伺いました。午前中に熊の出没が広報された追分から、御影用水の橋を渡り南に下った御代田町に位置します。

2年ほど前に新築され、敷地約300坪ほどの凡そ半分にあたる南側斜面のコナラ林が広いお庭になります。土地の特徴は浅間山の噴火による追分火砕流の跡地らしく、火山性堆積物が多く土壌条件は決して良いとは言えません。しかし厳しい条件にあった山野草類がたくましく育ってくるのを、じっくり時間をかけて庭づくりするのも若いI さんご夫婦にとっては楽しみになることでしょう。ご近所の似た条件のお庭を拝見したり、会員のアドバイスをもらいながら長期的な計画を作ってジックリ個性的なお庭作りに挑戦してはどうでしょうか。

一つの提案として、①樹林による日陰が多いので、一部(樹木2~3本)伐採し日光が入る空間を作り、その場所の土壌改良を試みて、サクラソウやユウスゲ、フウロソウ類の山野草を入れる。②樹林下の凹部分に礫類を除去して腐葉土を入れて保水性を考えた土壌改良をしたところに(樹林下に複数ブロック配置)レンゲショウマ等の耐陰性のある山野草を入れる等してはいかがでしょう。

I さん宅庭 コナラ林が緩やかな傾斜に沿って広がる 2020.6.7

玄関側から南斜面を下る方向の階段 杉皮チップを散布

階段で講釈交える会員ら 右端はI さんご主人
コロナマスクが今風

林床を探りながら「この草は早く取らないと大変なことになるわよ」と講義するE婦人に真剣に聞き入るI 会員(左端)

コナラの若木 ギボウシ

土壌が少し堆積した所にはギボウシが育っている

レンゲツツジの若木とコナラの若木

ご主人の仕事の薪割りは当分続きそう 「俺にはもう無理!」とつぶやく副代表

 

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