バイモ君の開花宣言(4月23日)

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バイモとは不思議な名前の植物です。貝母とも書きますが、地中部の鱗茎が母貝と子貝の様に抱き合っているそうです。我が家では、庭のあらゆる山野草の中で春一番に地上に顔を出してくれます。中国東部原産のユリ科植物で、約300年前に薬草として渡来しました。花の裏側に風変わりな網目文様を付けて網笠百合(アミガサユリ)とも言われます。故人の千葉大学名誉教授で日本自然保護協会の理事長をやられた沼田眞先生のご自宅の庭には沢山生えているとの話を伺ったことがあり、かなり植物に精通した方(私は除外)のシブーい趣味かも知れません。バイモをデザインしたマグカップを先生のご自宅近くの陶器店で手に入れましたのでバイモの成長記録と一緒に紹介します。

バイモ(ユリ科)2020.3.7 今年も芽を見せてくれているが、随分と株が増えてきたようだ。2013年に秋田から開花株を移植したが、その後5年間は花を見せなかった不思議な性質の植物。気候や土壌などの環境への適応力をつけた期間なのか。

2010.3.25 中心部の古い株はシッカリと太い茎となり、先端部には蕾が大きく見えており開花が楽しみ。

2020.4.1 3月29日の大雪30cmにはビックリ。多少の痛手は回復した模様。蕾が日に日に大きくなって来ており、雪解け水が良い成長の手助けとなるだろう。

開花直前の蕾 2020.4.22

開花直前の蕾 2020.4.23

開花した花 網目模様が花弁の裏側に見える 2020.4.23

バイモデザインのマグカップ 千葉市「おにた」購入 伊勢市 前田和子作 2017.2.7

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