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離山に登ったことがありますか? 年始めに登る習慣は今年で15年目になります。何時もよりは一月ほど遅くなってしまいましたが、真っ青な空の2月2日9時半過ぎから登ってきました。凡そ1年ぶりの登山は、思いの外に体力が落ちていることを痛感させられました。何時もならば一気に登り切るところを、カーブ毎に一息ついては「いやー、歳とったなー」とため息つき付きの重い足取りです。でも、元気づけられるシーンに対面したのです。真っ白な雪の中に、大きな岩が緑色した苔を付けて横たわっていたのです。チョット気になって近づいて見ると、苔から沢山の細い管が元気よく伸びているのです。次の世代の胞子を先端に蓄えている生殖器です。「うぬーおぬしやるのー・・・、元気一杯ジャのー!」と思いつつ視線を横にづらすと、ミズナラの種子(どんぐり)が硬い殻を割って根を苔の中に伸ばす準備をしているではないですか。生命力の強さを厳寒期の雪の中で見せてくれた植物たちに感動して、「よーし俺もまだまだ負けていられないな」と新しい元気をもらった離山への登山でした。
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フクロウのコレクションが趣味。画像は「なんでだろうな?」の標題で長野市の女流切り絵作家の作。好奇心の塊が若さの秘訣か。
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