お庭拝見5(お庭自慢2019第3回報告)

6+

10月23日の午後、前沢の原っぱでの作業を終えた会員が折原さんのお庭拝見に伺いました。お住まいは、佐久水道企業団雨池接合井近くの御影用水温水路を借景にする静かな場所にあります。30年余り前から別荘として利用されてきた長い歴史が、苔の広がる正面の庭に刻まれています。庭のカエデが色付き始めていましたが、あと一週間もすると鮮やかな紅葉と苔のコントラストは見事でしょう。

玄関前の苔庭には、ようやく本格的に色付き始めたカエデなどが出迎えてくれた 2019.10.23訪問 10.26撮影

ウラジロモミの若木が苔のベットで楽しそう でも、もう直ぐ寒風が吹きすさぶ冬だよ 覚悟していなよー 来年会おうね!

さて、庭では在来の山野草を育てており、購入苗はゼロに近いとのこと。気づかぬ内に「勝手に他所から飛んで来て増えた」ものを「勝手に楽しんでいる」とのお話です。母屋から西方向に夕日が沈む頃には、針葉樹のシルエットを浮き上がらせる茜色の空と、木立から透けて見える用水路にキラキラ反射する夕日がとても綺麗で自慢のシーン。その絵になるスポットに裏庭が静かに佇んでいますが、晩秋の庭は、色合いが少なくちょっと寂しいですね。ワレモコウ、アケボノソウ、ゴマナ等の枯れた葉に、イワシャジンの小さな紫花、ホタルブクロの小さな新葉が見らます。昨年の見本市で手に入れたホトトギス(白花)とサガミジョウロウホトトギス(黄色)が綺麗に咲いてくれたとのお話に、苗を育てて出品した筆者としては「良かった!!」と嬉しさがこみ上げて来ました。来年は、ユウスゲを新しく庭に入れようとの話になりましたが、夕焼けをバックにしたユウスゲの咲く姿はキット素晴らしいものになるでしょう。

ワレモコウ、イカリソウ、キキョウ、アケボノソウ、ナルコユリ

苔が侵入中 これを如何にすべきか意見募集中 イワシャジン、ソバナ、ホタルブクロ、

ご近所のワンちゃんに声を掛ける折原さん

ご馳走になったお菓子とコーヒーを頂きながら、先の19号台風の被害の話に盛り上がりました。話題の中心は、どうしても会員が長期間停電で辛い思いをした事に行きます。折原さんはお菓子作りを趣味としていて、年末に向けてXmas等のクッキー作りに使う予定だった大量のバターが停電でとけてしまう危機を迎えようとしたそうです。しかし危機一髪、温水路下で明かりが灯る施設を発見。必死の思いが通じたのか、初めて訪ねた教育施設の大型冷蔵庫に駆け込みセーフだった由。帰りに頂いたクッキーが、その話題のお菓子であろうかと、この原稿を書き上げながら「美味いなー」とパクついている筆者です。本当に美味しかったですよ。

いやーマイッタね。台風の影響でお客さんは半減だよ!

暖房用の薪や焚付も準備完了 随分まめに仕分けしてますね

階段の手すりは京都北山杉 工作する大工さんが苦労したのが目に見えそう

 

【追記】

お茶しながら話題になったモンローリップ。折原さん宅の苔の美しさの話題の延長で、前沢の作業中に発見した苔の花?(胞子)が話題になり、筆者は帰宅途中に原っぱ立ち寄り撮影した。なるほど、モンローの色っぽい唇に似ていると言われれば、そうかな・・。

 

 前沢の原っぱで作業中に見つけたモンローリップ 何と艶めかしい姿の苔の胞子?

6+

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

You may use these HTML tags and attributes:

<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>