花形の妙

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軽井沢の夏があっという間に終わり、秋の様相が一気にやってきました。朝晩のひんやりとした空気に生き返った気がしますが、我が家の庭にも秋の草花が咲きだしてきました。ホッとした気持ちで草花をジックリ見てみると、随分と花の形には奇妙なものがあることに驚かされます。人間は人種として肌の色や話す言葉の違いがあっても、人としての同一性をお互い認識しあうものですが、花の形ばかりは「ええー!、何でこうなるの!」と驚かされることもあります。今回は、そんな視点から私なりに驚かされた我が家の草花を紹介します。

ヒゴタイ(キク科) 2017.9.10 前沢 瑠璃色の球形が美しいが、まるで造花ではないかと疑ってしまう程のキレの有る花姿 アザミの仲間で棘も有る

ヤマトリカブト(キンポウゲ科) 2017.9.10 前沢 不思議な花の形であるが、舞楽の時にかぶる冠(鳥兜)に似ている事から 熊蜂が花粉目がけて突進だが、アルカロイド系の猛毒は如何に?

アケボノソウ(リンドウ科センブリ属) 2017.9.10 前沢 3年前に会員Yさんから株分けして頂いたもの 花びらに子供の悪戯の様に入った紋様にドッキリ 花弁の黒点が山(黄)上の夜明けの星とか

ホトトギス(ユリ科) 2017.9.10 前沢 花全体に散らばる斑点に個性があり少々好き嫌いがあるかも 野鳥のホトトギスの胸にある斑点になぞらえたとか

シロホトトギス(ユリ科) 2017.9.13 前沢 花の構造は一緒だが斑点が全く無く清楚で嫌味がない

ホトトギス(ユリ科) 2017.9.10 前沢 落ち着いた色合いで斑点が余りどぎつくないので良い感じ

ホトトギス(ユリ科) 2017.9.13 前沢 不思議な形と色合いです 海の中にいるヒトデを見ている様な気分になります 小さな蜘蛛がチョコンと花びらに乗って巣を張る準備でもしているのでしょうか

ジョウロウホトトギス 2017.9.13 前沢 キレンゲショウマ(ユキノシタ科)の花と見違う程の美しい花 一本の茎から垂れ下がる多くの黄花は、豪華さと気品を備えた上臈(じょうろう/宮中に仕えた貴婦人)の名にふさわしい花

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