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長雨による日照不足に続き連日30度前後の熱中症警戒警報で、軽井沢に住むのもなかなか大変と感ずる今日このごろです。コロナ禍の精神的重圧で人間様の体調異変は当然のことですが、植物の世界でも異変が起きています。
昨年、長雨の中でコブシ等の広葉樹が異常に落葉しました。また今年も同じことが起きたので気にしていたのですが、これが単なる日照不足だけによるものではなく、環状葉枯病という病原菌によるもとの情報が入りました。感染性があるので落葉を放っておくのではなく、焼却処分する必要があるとのことです。
この異常落葉が引き金になったのでしょうか、コブシの狂い咲きが家の近くで見られました。
また信毎に紹介されましたが、駅前通りのヤオトクの桜(ベニヤマザクラ)が狂い咲きしています。樹木の三分の一ほどが見事に枯れていると見間違うほどの姿です。黒々とした枝には苔がびっしりと蔓延っていて、葉は全く付いていません。落葉の原因は解りませんが、苔による樹勢の衰えの他、局所的であり物理的な影響(熱波、煙等)が疑われます。
美しい姿を2度も見せてくれる自然の力に感謝しつつも、原因に潜む自然環境の異変に対して知恵ある対策に向けて早急に行動しなければならないのかも知れません。
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フクロウのコレクションが趣味。画像は「なんでだろうな?」の標題で長野市の女流切り絵作家の作。好奇心の塊が若さの秘訣か。
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