前沢の原っぱ(2018/7/4)

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原っぱに行く途中、雨がパラパラ降りはじめたので、今日はどうかな?…と思って現地に着くと9名(女性4名、男性5名)の参加者。草刈りと草むしりを行ったが、さほど伸びていなかったので、作業は1時間で終了。

今回の記事で、長老A氏の発言をきっかけに花の名前の語源を調べましたが、語源問題は牽強付会(けんきょうふかい:コジツケのこと。)が多いので、ご注意を…。牽強付会の例:辞書を表す英単語(dictionary)の語源は、日本語の「字を引く書なり」であり、よって日本語と英語は密接な関係にある、とする説。(<ーー間違いですよ!)

 

北西側から原っぱを望む。

北東側から原っぱを望む。

南東側から原っぱを望む。

作業風景。


オヤツの時間。
今日の話題は「食品の賞味期限」と「働き方改革法案」。
賞味期限問題では、皆さん期限切れ食品を上手に利用していることがわかりました。
法案問題では、結論としては、企業が責任逃れするための法案のようです。

 

 

今日の花・虫たち

アカツメクサ、シロツメクサ、フランスギク、ヒメジョオンも咲いていたが、写真は省略。

 

見かけない花だな…と思って近づくと…、

 ユウスゲに集るアブラムシでした。指でしごいて落としても、5分もするとまた集まってくる、まことに逞しいヤツです。

オカトラノオ

オミナエシ。開花までもう少し…。
黄色い花を粟飯に見立て、この粟飯を「オミナメシ」と呼んだ。(米の飯は男飯と呼ばれた。)このオミナメシがなまってオミナエシとなった。ちなみにオミナエシは漢字では「女郎花」と書くが、この「女郎」は皆さんが想像するような意味ではなく、平安貴族の令嬢・令夫人の敬称である。

ホタルブクロ

ウツボグサ。
別名は夏枯草(かごそう)で、夏に花穂が褐色に変色して枯れたようにみえることから。日本薬局方にある生薬で、ハーブティーとしても用いられる。
ウツボグサは武具の靭(うつぼ:弓矢を入れる道具。)に似ていることから名付けられた、というのが定説であるが、長老A氏が新説を紹介してくれた。魚のウツボを捕るのに用いる漁具のウツボ籠に似ていることから、というもの。ところで、武具の靭の語源は何か? 靭は竹を筒状に編んだものに毛皮などを被せたものであり、漁具のウツボ籠に似ている。以上を総合すると、名前の由来は、漁具のウツボ籠—>武具の靭—>ウツボグサ、なのかも…。これについて情報を持っている方、教えて〜…。
ちなみに魚のウツボの語源は、その生息場所を示す空洞(うつぼら)であろうとされている。食虫植物の「ウツボカズラ(靭蔓)」もその漢字から推察できるように武具の靭から、というのが定説。

チダケサシ
漢字で書くと「乳茸刺」で、これから推察できるように、チダケ(乳茸)というキノコを採取した際に、この植物「チダケサシ」に刺して持ち帰ったことから名付けられたとされる。それにしても、なぜこの植物に刺したのか、笹でも良いと思うのだが…。

マツムシソウ。開花が楽しみだ。
名前の由来は、マツムシが鳴く頃に咲くから。
また、果実が仏具の松虫鉦(まつむしがね)に似ているから、という説もある。では、松虫鉦の語源は? 次々とわからないことが出てきてキリがないなあ〜。

シモツケ
漢字で書くと「下野」で、下野の国に多く産したことからの名付け。

 

マムシグサ
地元の人は「蛇のおっかさん」と呼んでいる。マムシグサは雄株・雌株があるが、雄株も「蛇のおっかさん」と呼ぶのだろうか?
この語源をご存知の方、教えてくださ〜い。

甲虫の仲間。たくさんいた。

 

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1 thought on “前沢の原っぱ(2018/7/4)

  • by 匿名
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    植物名前の語源はその地元の方が名付けて広まり現在に至ったというこでしょうか。
    酋長さんが詳しく調べてくださり大変興味深いと思いました。これからも調べて広報をお願いします。

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